青竹雑記帖(6代目)

テキスト処理をメインとしたIT解説をします。

文字だけで扱うコンピュータの世界(5):テキストファイル検索のすすめ(第一歩)

承前

テキストファイルにいろいろ書いていくと、何日かするとそれなりの分量になると思います。1画面におさまるか、少しスクロールして見渡せるくらいならば、目で見て調べれば書いたことを発見できます。でもこれがどんどん長くなると、目で追うのはかなりつらくなります。手帳やノートですと、いつ頃書いたかというあたりをつけてパラパラとめくって探せますが、あの感じの「ざっと見」をパソコンで実現することはまだ道半ばです。しかし諦める必要はありません。パソコンは利用者側の事前準備を必要としない「検索」機能が使えます。インターネットの検索と同じことを手元のテキストファイルにすれば、たちどころに書いたことを見つけ出すことができます。

検索ことはじめ

Windowsのメモ帳であれば、「編集」メニューのところに「検索する」というサブメニューがあります。これをクリックすると、Google検索で入力する場所のようなボックスが現れますので、検索したい言葉を入力してエンターキーを押すか、右端の虫眼鏡アイコンのボタンを押すと検索できます。これだけです。実にシンプルです。これだけでもテキストファイルを検索する際の8割の用を済ませることができます。他のテキストエディタだともうちょっと豪華な画面が出てきていろいろ設定できますが、基本は同じです。テキストエディタによっては、「検索」メニューが独立していることもあります。

検索メニュー(メモ帳)・検索したい言葉を入力してエンターキーを押すか、右端の虫眼鏡アイコンのボタンを押すと検索できます。
検索画面(メモ帳)・検索したい言葉を入力してエンターキーを押すか、右端の虫眼鏡アイコンのボタンを押すと検索できます。

検索画面(Mery)・設定できる項目が増えていますが、テキストボックスに検索したい言葉を入れて「次を検索」を押すと検索できます。
検索画面(Mery)・設定できる項目が増えていますが、テキストボックスに検索したい言葉を入れて「次を検索」を押すと検索できます。

さあ、これでテキストファイルが何行あっても、検索により情報を発見しやすくなりました! テキストファイルにいろいろいっぱい書いて検索しまくりましょう!

次回予告

わし(テキストエディタ)の検索は百八式あるぞい……どれ、ちょっと上の技を見せてやろうか……

本日水曜日から出張なので、日曜日までの間に2回程度更新できるといいなと思っています。ではまた次回。